微熱メモ vol.3
・蛇足だけども、SEEDAの自己卑下にもとづく自己陶酔チックな倒錯したナルシズムは聴き手の好みがわかれるところだと思う。私はこういう内省的なナルシズムはヲタ臭くてあまり好きじゃない。
・SCARSの言う「ストリート」が新鮮な理由って、今までのラッパーは自分を「タフ」に見せたり、「リアル」に見せたり、自分にとって「プラス」になるイメージとして「ストリート」という言葉を使っていたのに対して、ペシミストが集ったSCARSは非常に「ネガティブ」なイメージとして「ストリート」という単語を使っているからだということに気が付いた。「ストリートを否定」するリリックってのはテーマとしても新鮮だから今後このテーマがどのように展開していくか、ってところも気になる。
・Tha Blue Herb"この夜だけは" 。日本語ラップの「アンダーグラウンド」もぼちぼち成熟していて、地方格差も小さくなりつつあって、ラップに対する一般認知も広がっている。そして彼はラッパーには珍しく「金」を持っている。いまのBoss the MCの表現の動機って何なんだろう。シングルを聴いた感じだと、「アンダーグラウンド」を「定義する」ことに心血を注いでいる感じだけど、彼の描く「アンダーグラウンド」がよくわからん。あと、彼の言う「次のステージ」も(「海外進出」がそのうちの一つなのはわかるけど、実現への具体策がわからない)。3rdアルバムではこの辺がどのように明確化されるか非常に楽しみ。
・既に早まる死期(四季)(手記)経由にて知ったLady Sovereignの萌え情報(http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10030824676.html)。M.I.Aのアルバムもじきに出るし、M.I.A側の萌え情報があれば是非教えてください。
・「カリカコント+MEETS」の2回目が6月開催との情報。1回目のコントは全てレベルが高かったのだけど、特に血みどろの給食エプロンを身にまとって「春のパン祭り」をテーマに大人の小学生が踊り狂う異空間コント(自分で書いていても意味わからんが、本当にそんなコントだった)が凄まじかったので、コレに匹敵するコントを今回も期待。
2 comments:
いつも興味深く読んでます
candleのアルバムお聴きになられました?
試聴程度ですね。
ラップが固くて、ずっと聴いていると疲れそうだったので買っていません。タイプは違いますが、01年あたりのアングララップを思い出しました。エルトポ系の。
というか、その当時のwenodでcandle売っていたな。
ラップスタイルにも流行があるなぁと、時代の流れを感じさせられます。
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