Monday, July 24, 2006

Nobody & Mystic Chords of Memory - Tree Colored See






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最近の私はというと、ダイエットにいそしむ毎日なのである。

北に行っては一日分の野菜ジュースを一気飲み、南に飛んではひたすらトマトをかじりつづけ、東にさすらってはルームランナーでひた走り、西に流れてはプールであえぐ日々がもう2週間。高校を卒業して体育の授業が無くなってから8年、怠惰と享受が競いあうようにへばりついたこの肉体がいまや私のシンボルになりつつある昨今、「高校のときの体重に戻したら、きっとあの娘に告白しよう!」という熱いキャッチコピーを胸に、今日も北へ南へ東へ西へ。まだいっこうに体重は減る気配がないけども、NOBODY(NO FATでTIGHTなBODY)に俺はなる!(ルフィ風に)

Nobodyの"And Everything Else"は「ヒップホップとロックとエレクトロニカとレゲエと民族音楽にまつわる『テンションの低さ』のみを結合した」感じの作品だった。自身が通過してきた音楽の「だるい」部分だけを輝く瞳で楽しげにつむいでいく、という異質すぎるスティーロにはまったくついていけなかったが、単に楽しい気分で楽しい音楽を鳴らしたり、鬱陶しい気分で鬱陶しい音楽を積み上げていくよりかは、はるかに後向きで前向きな訳のわからない構成にしあがっていて、そんな複雑な面白さにウットリした。

その翌年、Mystic Chords of Memoryという得体のしれないバンドとボーカルを引き込んでいったい何をやるのか?と思っていたら、なんてことはなし。やはりNobodyはそのバンドの音楽の「テンションの低さ」に恋しただけだったのである。けだるげに宙に漂うMystic Chords of Memoryの浮力となっているNobodyの音はまさに水。"And Everything Else"の時に見せた多様な音楽の「だるさ」のみを掬いとって、取り憑かれたように桶の中にそそぎこむNobodyの顔にはきっと満面の笑みが広がっていたに違いない。

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