Friday, July 07, 2006

Gaku-MC/桜井和寿 - 手を出すな!







DJ Fumiyaが居なくなって余計あらわになった「どことなくオチャラけたムード」と「アッパーな倦怠感」は最近の作品ではあまり無かったPharcyde感を絶妙に醸しだしているが、そこはかとなく立ち込める「金の匂い」がどうしても鼻につく。くるりとリップスライムでも、リップスライムとくるりでも、そんなもんどっちでも構わない。誰が誰と組んで「音楽」したところで、そりゃ勿論"Unfinished Business"。ゼニゼニゼニゼニ、この手に手に手に。

そういう意味では、「完全に金に目がくらんでいる」とピストン西沢に言わしめたGAKUと桜井のコラボのほうが圧倒的にいさぎよい。サッカーはどうやったら得点が入るのかも知らないので、W杯には全く興味がないのだけど、「この時期に桜井和寿と組んでW杯応援ソングをリリースした」ことの目的は子供でも理解できる。

前アルバム"A Day in the Life"で、サラリーマン応援ソングを歌ったり、何気ない平凡な日常のヒトコマを切り取っていたこと全てが偽善的に見えてくる魔法のシングル。そんなイメージを貶めるようなリスクを負ってまでも「利の利の利の利のまたその利」を得ようとするアグレッシブな姿勢こそがこの曲の魅力。あのアルバムに癒されていた昔の自分を殺してやりたい。

この曲を5回くらい立て続けに聴いていると、いつになくやる気のない桜井のリリックも相まって「俺たちの"Unfinished Business"に手をだすな!」という風にも聴こえてくる。

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