Thursday, May 04, 2006

Gnarls Barkley - St. Elsewhere






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最近ではGorillazや鉄仮面様と仕事し、プロップスと知名度を上げてきたDanger Mouse氏の次なる相方はアトランタのDungeon FamilyからCee-Lo。しかしこうやってコラボ歴を見ていると、コスプレレイヤーばかりを相方に選んでいるDanger Mouseのコスプレフリークっぷりの見事なものよ。(※ちなみに今回のコスプレは「ナポレオンダイナマイト(バス男)」)

Cee-LoにしてもDanger Mouseにしても出自が正しくヒップホップのはずなのに、Gnarls Barkleyでは2人そろって夢中になって好き勝手なことをやりすぎたせいで、ヒップホップたらしめる要素をどこかに置き忘れてしまい、もはやジャンルの原型もとどめずひたすら彼等の世界観だけが膨張の一途をたどる結果に。コスプレマニアは綿密にポップでヲタ臭いビートを練り固め、肉塊は黒く切れ味のある歌声を自由奔放に放つ。そこに生じるナーディズムとフリーキズムに交差点はなく、全14曲の間に各々のマニアックな魂だけが発散しつづけた。

しかしこういう作品を聴いて「どうあってもこんなの"ヒップホップ史"に残らなそうなところが素敵!」だとか「ポップなのになんか歌も音もキモい!」だとか「コスプレ最高!」といって手をたたいて喜んでいる自分もそうとう不健全だと思うが、Streetsやこんな作品がチャート上位にランクインするイギリスでは国家規模の不健全化が深刻になっている気がしてならない。

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